Wine at home vol.12 ロゼワインのさまざまな醸造法

 06/06/2017 : 583 Views

近頃、フランスではロゼワインが大変な人気となっているそうです。ロゼワインは、赤ワインと白ワインの両方の良さを兼ね備えていることから幅広い料理に合わせやすく、色合いも美しいことから、ランチタイムのお供として多くの人たちに愛されています。さて、そんなロゼワインですが、どのように造られているかご存知でしょうか。今回は、ロゼワインのさまざまな醸造法について紹介します。

 

セニエ法

一般的なロゼワインの醸造法が、セニエ法と呼ばれているものです。セニエ法の場合、アルコール発酵までは、赤ワインと同じ工程で造られます。赤ワインの場合、色とタンニンを出すために果皮と種子、果汁を全て漬込んで発酵させますが、セニエ法では途中で果汁の色づき具合を見て、発酵タンク下から果汁のみを抜き取ります。抜き取った果汁は、そのまま果皮と種子とは接触させずに液体だけで発酵させられ、瓶詰めまで行われます。セニエは、フランス語で「血抜き」の意味を持ち、途中で液体を抜くことがこの行為に似ていることからこう呼ばれています。

 

直接圧搾法

直接圧搾法も、黒ブドウが使われますが、セニエ法と違うのは、発酵前に果皮と種子、果汁を漬けておく「もろみ」の段階で、果汁を分離させるところです。発酵前のもろみの状態にて、果皮から出る色素によりほんのりとピンクに色づいたら、圧搾という技法で果皮と種子、果汁を分離させてしまいます。そこから、白ワイン同様の醸造方法でアルコール発酵を行い、濾過などの工程を経てロゼワインとなります。接圧搾法の場合、色づきはやや薄く、タンニンが少ないフレッシュで優しい味わいに仕上がります。

 

混醸法

混醸法とは、黒ブドウと白ブドウを一緒に発酵させて造られるロゼワインの醸造法です。ドイツにはロートリングという有名なロゼワインがありますが、伝統的に混醸法にて造られています。こちらは、赤ワインと同じ醸造工程なので、果皮と種子の接触がありますが、白ブドウが混ざっていることから、ボディはしっかりとしながらもフルーティーさを楽しめるロゼワインとなります。

 

ブレンド法

赤ワインと白ワインを混ぜて造られたロゼワインです。高級ワインにおいては、EUでは禁止されている方法ですが、シャンパーニュ地方に限っては、スパークリングワインにこのブレンド法が認められています。 気軽に飲める、テーブルワイン的なロゼワインに多く使われている方法です。

 

ロゼワインは、冒頭でもお伝えした通り、赤ワインと白ワインの双方の良さをしっかりと兼ね備えたワインです。さまざまな料理に合わせやすく、気軽なパーティーなどにはもってこいのワインです。ぜひ、友人たちなどが集まるホームパーティーにて、さまざまなロゼワインを振る舞ってみてはいかがでしょうか。

 

 

ナカゴミコウイチ

東京都在住。ワイン好きの裾野を広げるため、WEBサイトを中心にワインコラムを執筆しています。


関連記事

関連記事はありません。



その他の記事