知ってみるともっと楽しい!「七五三」の由来、歴史、豆知識

 11/14/2017 : 3188 Views

参考:ウィキペディア/allabout

 

千歳飴とは?

起源と意味  

 千歳飴の起源は、江戸時代(元禄・宝永年間・1704〜1711年)に、浅草の七兵衛という飴売りが売り出した「千年飴」といわれています。  千歳飴の「千歳」には「長生き」という意味があり、親は「子供が長生きできるように」という願いを込めて、七五三を迎えた子供に与えます。飴の細く長い形と紅白の色は「千歳」を表しています。

鶴、亀、松、梅、高砂の尉と姥の絵柄が入った袋と千歳飴

<ja.m.wikipedia.org/wiki/松竹梅>

 

製造方法  

 千歳飴は、砂糖と水飴を約140℃になるまで煮詰めた後、取り出して、平らにしてから冷まします。この時点で飴はまだ透明です。半分固まったところで、空気を混ぜるため、棒に引っ掛けて引き伸ばしながら「製白機」という機械に入れて、何層にも折り返します。この工程で、飴の中に空気の細い隙間ができ、透明だった飴が乱反射によって白く見えるようになると共に、独特の食感が生まれるのです。白くなった飴は細長く伸ばされ、適度な長さで叩き切られます。  

 格式あるお菓子屋さんでは、出来上がった千歳飴を神社に納め、お祓いを受けてから店頭に並べるところもあります。

 

千歳飴の袋に使われる絵柄  

 長いもので1メートルにもなる千歳飴の袋には、鶴亀、松竹梅、高砂の尉と姥など、縁起の良い絵柄が描かれています。

 

【鶴】不老長寿を象徴する吉祥の鳥。「鶴は千年」といわれます。また、共鳴した鳴き声が遠くまで届くことから、天に届く、転じて「天上界に通じる鳥」といわれていました。室町時代、長寿を願って千羽鶴を折る習慣が始まり、江戸時代には、病気の回復祈願やその他の願いを込めて折られるようになったと考えられています。

【亀】 仙人が住む不老長寿の地、蓬莱山の使い。「亀は万年」といわれ、知恵と長寿を象徴しています。甲羅が硬いことから、インドでは世界を支える不動の象徴とされています。  

 野生のガラパゴスウミガメの平均寿命は100歳を超え、脊椎動物の中で一番寿命が長いといわれています。最も長生きした亀は「マリオンのゾウガメ」と呼ばれるアルダブラゾウガメ。1766年、フランスの探検家だったマリオンという人が、セーシェル諸島で捕まえてモーリシャス島に持ち込んだものです。以降、この亀は、1918年に死亡するまで152年間も飼育されました。捕獲時の推定年齢が50歳前後だったので、死亡時は200歳前後だったと考えられています。

ガラパゴスゾウガメ<ja.wikipedia.org>

 

【松竹梅】 由来は「歳寒三友(さいかんさんゆう)」という松、竹、梅を指す中国の四字熟語。冬の間も、松と竹は緑を保ち、梅は花が開くことから「寒い冬という季節に友とすべき3つのもの」という意味で、冬の間の画題とされました。  

 この3つの画題が日本に伝わったのは平安時代です。その頃から、常緑樹の松は「節操・長寿・不老不死」、多くの根を張り次々と新芽を出す竹は「子孫繁栄」、初春によい香りを漂わせる梅は「気高さ」の象徴と考えられるようになりました。

【高砂の尉と姥(たかさごのじょうとうば)】 現在の兵庫県にある高砂神社の境内には、昔、一本の根から左右に別れた雌雄の幹が生えている松がありました。この松の前に、「尉と姥」に姿を変えたイザナギ神とイザナミ神が姿を現し、夫婦の在り方と説きました。以来、その松は「相生の霊松」と呼ばれ、イザナギ神とイザナミ神は縁結びと夫婦和合の象徴となりました。

能「高砂」を模した人形 <Photo AC>

 

十三詣り

 関西地方では「十三詣り」という七五三に似た儀式があります。旧暦の3月13日前後 (新暦では3月13日〜5月13日)に、男女とも数え歳の13歳で行うお祝いです。子供の幸福や開運を祈願して、神社やお寺に参詣します。特に、京都市・嵯峨にある法輪寺の本尊、虚空蔵菩薩への十三詣りは有名です。  

 虚空蔵菩薩は知恵と福徳を司る菩薩で、「知恵詣り」とも呼ばれます。知恵詣りでは、半紙に筆で、その子どもが大切と考えている漢字一文字を書いて奉納し、祈祷を受け、その後にお守りとお供え物を授けてもらって帰ります。帰るとき、本堂を出た後で後ろを振り返ってしまうと、そこで授かった智恵を返さなければならなくなるという言い伝えがあります。そこで、狭く長い石段を降リ切った鳥居をくぐるまで、または嵐山の渡月橋を渡り終えるまでは、周囲に動じず、後ろを振り向かずに歩いて行くという習慣があります。

 法輪寺の十三詣りは、平安時代初期の僧、空海(774〜835)が、記憶力を高めたといわれる「虚空蔵求聞持法」に由来します。空海は、現在の高知県室戸岬にある御厨人窟(みくどろくつ)という洞窟で修行をしていました。ある日の明け方、空海が虚空蔵菩薩の真言を唱えていると、空から虚空蔵菩薩の化身とされる明星(金星)が近づいてきて、彼の口の中に飛び込んだといいます。このことで、空海は虚空蔵菩薩と一体となり、人間離れした記憶力を得ることになりました。  

 空海には、サンスクリット語を3ヵ月でマスターした、修行開始後わずか3ヵ月で密教の最高位に着いたなど、数々の天才伝説があります。

法輪寺の虚空蔵菩薩。 7世紀半ば、飛鳥時代の止利派によって作られた。

Japantemple.com <japantemple.com/2015/09/22/post-822/>

 

【豆知識(3)】

 虚空蔵求聞持法の修行では「ノウボウアキャシャギャラバヤオンアリキャマリボリソワカ」という虚空蔵の真言を、1日1万回を100日間、または1日2万回を50日間続け、合計で100万回唱えます。

 

<11月15日は 昆布の日・かまぼこの日>

昆布の日

 

昆布は「喜ぶ」に通じる縁起物 <rausu.com>

 

 1982(昭和57)年、日本昆布協会が11月15日を「昆布の日」に制定しました。「七五三の日に栄養豊富な昆布を育ち盛りの子供たちに食べてもらい、これからも昆布を食べる習慣をつけて欲しい」という願いを込めて制定したものです。  

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