日本の繊維、布の歴史と手ぬぐいの文化史

 01/13/2018 : 1560 Views

黄系の地色が定番の柄

 

 

吉原つなぎ江戸時代の遊郭街「吉原」が名前の由来です。四角形の四隅を少し内側にへこませた形が隅入り角で、隈入り角を子持ちにし、斜めにつないだ形が並んでいます。江戸〜大正時代、若い男性の半天や浴衣、手ぬぐいなどに使われました。

亀甲つなぎ平安時代から使われている模様です。六角形が隙間なく並んでいるのが亀の甲羅に例えられ、長寿、吉兆などおめでたいことを象徴しています。

 

鈴音

鈴が出す「涼やかな音」が、鈴の語源と言われています。

鈴は、邪気を払い、魔を除けると考えられていました

 

 

白系の地色が定番の柄

 

ふぐ

昔、ふぐは「ふく」と呼ばれ、福に通じるとされていました。

 

金魚

金魚は幸福と豊かさの象徴です。中国語では「魚」と「余」が同じ読みのため、

「金余」と書いて「お金が余る」という意味にもなります。

 

瓢箪(ひょうたん)

実が鈴なりに生ることから「商売繁盛」、

種が多いことから「子孫繁栄」、瓢箪が6つ描かれている場合は「無病」が表されています。

 

昔、菊は延命長寿の薬とされていたことから、「不老不死」や「邪気払い」などの意味が表されています。

 

ふくろうふくろうは「不苦労」、苦労をしないに通じ、縁起かつぎの柄とされています。

蝙蝠(こうもり)蝙蝠の「蝠」の字は「ふく」と音読みされるため、「福」に通じるとされています。また、蝙蝠は長生きすると考えられていたため、古くは吉祥文様として取り入れられていました。 ※実際の蝙蝠の寿命は3〜20年。種類によって異なる。

遊び犬張子張り子の犬は、子供の顔に似せて作られ、お宮参りの際に子供の厄除けを祈願して奉納されていました。また、子供の枕元に張り子の人形を置き、お守りにするという習慣もありました。

露芝露が乗った草の葉を模様にしたものです。露の重みで草が半分倒れ、乱れている様子は、儚いけれども趣のある様を表しています。

「矢絣(やがすり)飛ばした矢は戻ってこないので、結婚する女性の縁起物の柄として、また「的に当たる」にかけて、家紋やお店の看板などにも使われます。

市松江戸時代の歌舞伎役者、佐野川市松が衣装の袴に用いた文様です。当時の女性の小袖の柄として大流行しました。

 

⌈豆知識⌋ 

手ぬぐいが切りっぱなしなのはなぜ?

手ぬぐいは、濡らして使った後の乾きを早め、汚れを端に溜まりにくくするため両端が切りっぱなしになっています。使い始めはほつれてきますが、通常、端から1cmほどでほつれなくなります。

 

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