人間に最も身近な動物、 犬についてもっと知りたい! mini 犬辞典

 08/11/2018 : 265 Views

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今回のエキストラ特集のテーマは、私たち人間に最も身近な動物、犬。読者の皆さまの中にも、犬愛好家の方が多くいらっしゃるかと思います。犬(イエイヌ)は、人類史上で一番最初に家畜化された動物です。野生のオオカミを家畜化し、その中で従順な性質を持つオオカミを選んで交配させることで、犬という動物が作られたと考えられています。生物学上の亜種名は「familiaris」と言い、これにはラテン語で「家庭に属する」という意味があります。また、英語の「familiar=慣れ親しむの語源でもあります。ここでは、犬の祖先や、いつから人間と共に暮らしているのか、身体的な特徴など、犬のことをもっと理解するためのさまざまなバックグラウンドを、トリビアを交えながらご紹介したいと思います。

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🐶進化の過程・・・先祖は猫と同じ🐶

 

食肉目(ネコ目)の祖先、つまり犬や猫の祖先は「ミアキス」というイタチに似た古代の動物です。ミアキスは、6000万年前に出現したと考えられています。このミアキスが進化し、3800万年前に出現したのは「ヘスペロキオン」と言います。さらに進化したものが1500万年前、北アメリカ大陸に出現しました。これは「トマークス」と呼ばれ、イヌ科に属する動物の直接の祖先と考えられています。タヌキやキツネなどのイヌ科動物と、オオカミのイヌ属動物が分岐したのは、700万年前と言われています。

 

ミアキスの復元図

 

🐾🐾🐾U^ェ^U生物学上のトリビアU^ェ^U🐾🐾🐾

犬は、生物学上「ネコ目」に属しています。ネコ目の下の「イヌ科」には、犬やオオカミだけでなく、キツネやタヌキも属しています。

 

 

🐶人間との付き合い・・・犬はいつから人間と一緒に暮らしている?🐶

 

人間がオオカミを家畜化して犬を作ったのは、ナトゥーフ文化と呼ばれる中石器時代の初期、紀元前1万2000年頃のレバント地方(トルコ、シリア、レバノン、イスラエル、エジプト周辺)と言われています。人間がイヌを作ったのは、この時期に狩猟の道具が石斧から小さな石の矢じりに代わったことと関係があると言われています。犬が、古代から人間と深い関わりを持っていたことを窺わせる遺跡をいくつかご紹介しましょう。

 

【シリアのドゥアラ洞窟】約3万5000年前のネアンデルタール人住居遺跡から、イヌ科動物の下顎の骨が出土。オオカミの下顎の骨よりも小さいため、これが世界最古のイエイヌとも言われている。

【ウクライナのマルタ遺跡とメジン遺跡】約3万年前のイヌの骨が出土。

【アラスカ州ユーコン地方】2万年以上前のイヌの骨が出土。

【ドイツのオーバーカッセル遺跡】約1万4000年前の イヌか、家畜化されたオオカミの骨が出土。

【イスラエルのアイン・マラッハ遺跡】約1万2000年前の子犬の骨。この遺跡では高齢の女性の遺体が見つかっており、左手を子犬の体にかけた形で埋葬されていた。

【イラクのパレガウラ洞窟遺跡】約1万2000年前のイヌの骨が出土。オオカミよりも歯が詰まるように生え、顎の骨や耳の骨の一部などに、イエイヌの特徴がある。

 

古代、犬は主に狩猟のために飼われていましたが、8世紀頃には、現在の飼い犬の品種のほとんどを占めるヨーロッパ系が作られ始めました。18世紀になると、ダックスフント、トイ・プードル、ブルドッグなど、用途に応じた品種が開発されていきます。19世紀には、設立されたケネル・クラブによって、外見や性格などのより細かい品種開発がされました。20世紀以降に生まれた新犬種は、外見を分けるために作られた品種が多くあります。犬は、動物の中で最も人為的に改良された種類と言えます。

 

 

ラサ・アプソとペキニーズを 掛け合わせてつくられた シーズー犬

 

 

 

🐶日本では縄文時代から飼われていた🐶

 

縄文時代に、大陸から家畜化された犬を飼う習慣が伝わったと考えられています。縄文時代初期の遺跡からは縄文犬の骨が出土しています。埋葬された状態で出土したのは一部で、ほとんどは骨が散乱した状態でした。このことから、現在のように家族の一員として飼われた犬がいたことが窺えます。縄文犬は、縄文時代中期にかけては体高45cm前後の中型犬に、後期には体高40cm前後の小型犬に変わっていきました。この変化は、日本列島で長く飼育されたことによる「島嶼化現象(※)」と考えられています。

(※)島嶼(とうしょ)部では、生き物が生息する場所や食物などの資源の量が制限される。そのため、その生き物が、大陸部など他の地域の同じ生き物よりも巨大化、もしくは矮小化するという現象。

 

🐾🐾🐾U^ェ^U犬種のトリビアU^ェ^U🐾🐾🐾

 

現在は、約340犬種が国際畜犬連盟(世界中のケネル・クラブなどを統括する団体)に公認されています。ジャパン・ケネル・クラブでは、そのうちの約200犬種を登録。非公認の犬種を含めると、世界には約800の犬種があると言われています。

 

🐾🐾🐾U^ェ^U犬口のトリビアU^ェ^U🐾🐾🐾

 

地球全体の人口ならぬ犬口は約4億匹と言われています。ちなみに人口の方は、2018年現在で約76億人です。

 

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