ハワイを舞台にした 映画と小説 特集

 10/07/2016 : 1240 Views

 

 

沈黙の戦艦

原題 Under Siege

公開 1992年

監督 アンドリュー・デイヴィス

出演 スティーヴン・セガール、 トミー・リー・ジョーンズ

配給 ワーナー・ブラザース映画

 戦艦ミズーリを舞台に繰り広げられるフィクションのアクション映画。退役を迎え、ハワイからアメリカ本土のサンフランシスコへ向けて最後の航海に出たアメリカ海軍の戦艦ミズーリ。艦長のサプライズ誕生日パーティーにヘリが着艦し、ミュージシャンとケータリング業者たちが降り立った。しかし、彼らの正体はテロリスト。彼らの目的は、艦に搭載されている核弾頭搭載トマホーク巡航ミサイルを奪い、ブラックマーケットへ転売することだった。なんとか生き残ったケイシー・ライバック兵曹(スティーヴン・セガール)は反撃をはじめる。本作以降セガールの主演作のほとんどに『沈黙の~』の邦題がつくことになった。

 

 

ピクチャー・ブライド

原題 Picture Bride

公開 1995年(米国)、1996年(日本)

監督 カヨ・マタノ・ハッタ

出演 工藤夕貴、アキラ・タカヤマ、 三船敏郎

配給 ミラマックス(米国) 日本ビクター(日本)

1920年代から30年代、写真だけで花嫁となる縁談、ピクチャーブライドとして渡米した女性を通して、当時のアメリカにおける日系人の厳しい立場や生活環境を描いている。16歳のリヨ(工藤夕貴)は、ハワイで農業を行う青年(アキラ・タカヤマ)のもとへピクチャーブライドとして嫁ぐが、現地で対面をするとその青年は、写真の年齢とはあまりにも異なり25歳も年上であった。サトウキビ畑での厳しい農作業の様子も描写されている。1995年のサンダンス映画祭観客賞を受賞。

 

パール・ハーバー

原題 Pearl Harbor

公開 2001年

監督 マイケル・ベイ

出演 ベン・アフレック、 ジョシュ・ハートネット、 ケイト・ベッキンセイル

配給 ブエナ・ビスタ・インターナショナル

ウォルト・ディズニー・カンパニーの映画部門タッチストーン・ピクチャーズが製作。真珠湾攻撃、アメリカ初の日本本土に対する攻撃ドーリットル空襲などの時代背景をもとに、アメリカ陸軍航空隊に所属するレイフ・マコレー(ベン・アフレック)やダニー・ウォーカー(ジョシュ・ハートネット)らの恋愛と闘いを描いた作品。戦闘シーンに、当時最先端のCGが多用され、迫力のある音響演出が話題となり、2001年のアカデミー賞では音響効果賞を受賞。同年のラズベリー賞(最低映画賞)にもノミネートされた。

 

 

 

リロ・アンド・スティッチ

原題 Lilo and Stitch

公開 2002年(米国)、2003年(日本)

監督 クリス・サンダース、 ディーン・デュボア

出演 ダヴェイ・チェイス、 クリス・サンダース、 ティア・カレル

配給 ブエナ・ビスタ・インターナショナル

「オハナは家族、家族はいつもそばにいる。何があっても」をテーマとし、カウアイ島を舞台にしたディズニーアニメ作品。両親を亡くした5歳のリロと姉のニナ、そして遺伝子実験によって生み出されたエイリアンの試作品であるスティッチの交流を描いた心温まるストーリー。ハワイ語やハワイ文化も十分に盛り込まれている。リロはエルヴィス・プレスリーのファンで、劇中にプレスリーの曲が使われている。

 

 

 

50回目のファーストキス

原題 50 First Dates

公開 2005年

監督 ピーター・シーガル

出演 アダム・サンドラー、 ドリュー・バリモア

配給 ソニー・ピクチャーズ

記憶障害の女性と、一途な愛を貫く男とのロマンティック・コメディ。全米1位初登場を記録。ハワイの水族館で獣医師として働くプレイボーイのヘンリー(アダム・サンドラー)がカフェで出会い、ルーシー(ドリュー・バリモア)と恋に落ちる。ところが翌日に会うと、ルーシーはヘンリーのことを忘れていた。彼女に記憶障害があることを知ったヘンリーは毎日、初対面というシチュエーションからはじめ、愛を告白し続ける。そして、毎日ファースト・キスをする。ヘンリーにとってはそれがたとえ50回目であってもルーシーにとってはファースト・キスなのだった。

 

ホノカアボーイ

原題 ホノカアボーイ

公開 2009年

監督 真田敦

出演 岡田将生、倍賞千恵子、 松坂慶子

配給 東宝

写真家・ライターの吉田玲雄が自身のハワイ滞在を綴った紀行エッセイが原作。舞台はハワイ島北部にある日系人の町、ホノカア。ひょんなことからホノカアの映画館で働くことになった日本人大学生レオ(岡田将生)。謎の女性ビー(賠償千恵子)をはじめとする、個性豊かな地元の住民との交流を描いた、切なくも温かい出会いと別れの物語。ハワイ島ならではの美しい自然と独特の空気感、ゆっくりした時間の流れを感じられる。

 

プリンセス・カイウラニ

原題 Princess Kaiulani

公開 2010年(米国)、2012年(日本)

監督 マーク・フォービー

出演 クオリアンカ・キルヒャー、 バリー・ペッパー、 ウィル・パットン

配給 アニープラネット

ハワイ王朝最後の王女、プリンセス・カイウラニの23年の激動の人生を描いた伝記映画。19世紀末のハワイ王朝が衰退する情勢下で生まれたカイウラニ(クオリアンカ・キルヒャー)は、身を守るためイギリスで暮らすことになる。しかし、伯父であるカラカウア王が死去し、ハワイ先住民の虐殺やクーデターなど、ハワイが窮地に立たされると、国の混乱を収めるためハワイへと帰国することに…。

 

 

ファミリー・ツリー

原題 The Descendants

公開 2012年

監督 アレクサンダー・ペイン

出演 ジョージ・クルーニー、 シャイリーン・ウッドリー、 アマラ・ミラー

配給 20世紀フォックス映画

ハワイに暮らす家族の中で起こった問題をきっかけに、家族との関係を見つめ直していく悩める父親の様子が描かれている。ある日、多忙な弁護士マット(ジョージ・クルーニー)の妻、エリザベスがボート事故で昏睡状態に。これまで妻に任せっきりだった二人の娘と向き合うことになったもののなかなか家族はうまくまとまらない。さらには妻が浮気をし、離婚を考えていたことも発覚。一族が受け継いできた土地の売却をめぐる問題も。シリアスドラマでありながらもコメディの要素も交え、オアフ、ハワイ、カウアイ島の自然が織りなす景色、音楽の調和がオリジナリティを際立たせている。

 

 

ソウル・サーファー

原題 Soul Surfer

公開 2012年

監督 アレクサンダー・ペイン

出演 ジョージ・クルーニー、 シャイリーン・ウッドリー、 アマラ・ミラー

配給 20世紀フォックス映画

ハワイに暮らす家族の中で起こった問題をきっかけに、家族との関係を見つめ直していく悩める父親の様子が描かれている。ある日、多忙な弁護士マット(ジョージ・クルーニー)の妻、エリザベスがボート事故で昏睡状態に。これまで妻に任せっきりだった二人の娘と向き合うことになったもののなかなか家族はうまくまとまらない。さらには妻が浮気をし、離婚を考えていたことも発覚。一族が受け継いできた土地の売却をめぐる問題も。シリアスドラマでありながらもコメディの要素も交え、オアフ、ハワイ、カウアイ島の自然が織りなす景色、音楽の調和がオリジナリティを際立たせている。

 

 

 

 

番外編

こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE2 UFO襲来! トルネード大作戦!!(東宝 2003年)

今年9月に連載40周年を迎え、200巻の発売をもって連載を終了した漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。2003年に公開された映画版の第2作の舞台はハワイ! 研修旅行でハワイに行った公園前派出所のメンバーとともに両さんがハワイで大暴れ……!

 

••••••••••••••• 小説 •••••••••••••••

 

さまざまな顔を持つハワイを題材にして完成されたストーリーは読み応え十分。秋の夜長に、想像をめぐらせてフィクションの世界に浸ってみませんか?

 

まぼろしハワイ

著者 吉本 ばなな

出版社 幻冬舎

「まぼろしハワイ」「姉さんと僕」「銀の月の下で」の3つの短編はすべてハワイを題材にしている。  「まぼろしハワイ」は、幼少時に母を亡くし、さらに突然父を亡くした主人公オハナは悲しみに明け暮れる。そして、幼少期をハワイで過ごしたフラダンサーである義母とハワイを訪れ、オアフ島のタートルベイ・ホテルに滞在する。ハワイの偉大な自然、フラ、人々との出会いにより、その悲しみの日々が少しずつ変わっていく。

 

鍵のない家 〜ハワイ資産家殺人事件〜 

著者 アール・デア・ビガーズ

出版社 ハウオリブックス

ワイキキのホテル『ハレクラニ』の人気バー「House without a key」の名前の由来となったとされる1920年代アメリカの本格ミステリー黄金期の大ヒット作。  ホノルルの資産家ダン・ウィンタースリップがワイキキビーチの豪邸で殺害され、ホノルル警察チャーリー・チャン刑事らが捜査を開始する。古き良き時代のハワイを感じながら、謎を紐解く物語。

 

永遠の旅行者 〈上/下〉

著者 橘 玲

出版社 幻冬舎

元弁護士のもとに、ある老人からの依頼が舞い込んだ。それは「20億円の資産を息子にではなく孫娘に相続させたい。1円の相続税も払わずに」というものだった。その老人は余命わずか。息子はアメリカで失踪し、16歳の孫娘は家に引きこもっている。老人の殺人疑惑、孫娘の誘拐など、謎とスリルの連続。  舞台はハワイだけでなく、香港、NYと広がる。無税に対する驚愕の金融情報も盛り込んだ小説。

 

カイマナヒラの家

著者 池澤 夏樹

出版社 集英社

サーフィンに魅せられ、ハワイに通ううちに、カイマナヒラ(ハワイ語でダイヤモンドヘッド)の麓に建てられた家に滞在するようになる“ぼく”と、彼のまわりで起こる出来事を描いた物語。  “ぼく”は、さまざまな問題を抱えた人が共同生活をするその家で、神話を秘めた島ハワイでのストーリーに触れていく。ハワイの自然を写し出した美しい写真も必見。

 

ホテル・ピーベリー

著者 近藤 史恵

出版社 双葉社

不祥事により小学校教師を辞めた主人公が、ハワイ島にある小さなホテル「ホテル・ピーベリー」に滞在中、続けて起こる殺人事件と恋愛を描いたミステリー小説。  ホテル・ピーベリーに滞在できるのは1度だけ。リピーターは受け入れないという、謎めいたホテルで何があったのか……。

 

君といたホノルル

著者 喜多嶋 隆

出版社 角川書店

探偵事務所を開いて一年目の主人公が、太極拳教室の師匠である中国人から相談を持ちかけられる。日系人のおばあさんが彼女の食堂にいやがらせに来るチンピラを太極拳で追い払いたいという。主人公と中国人が嫌がらせについて探るうちに、そのおばあさんの意外な過去を知ることに。ほろ苦いラストが胸をしめつける。

 

(日刊サン 2016.10.07)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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